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1月の畑

1月26日土曜日 今年の初大雪が景色を一変させました。

さて、1月の農作業のまとめますと、

1)栽培可能な畑の面積を増やす取り組み。

2)キクイモ畑をリフレッシュ。

3)沖長澤の畑を春作に向け畝立て。

4)大雪でつぶれたトンネルの立て直し。

となります。

1)栽培可能な畑の面積を増やす取り組み。

昨年5月、田んぼに水が張られると、接する畑にも徐々に水が染み込み、ついには水溜りまで…。JAの営農指導員さんに現地を見て貰い、対策を聞きました。それがこの溝掘りと底土への杭打ちでした。

1月8日 スコップで耕土の深さ一杯、約30cmの穴を掘りました。この後、何箇所かに杭を打ち込み、滲み出る田んぼからの水をため、さらに地中に逃がすという寸法です。更に、ここに高畝を立て、排水効果をより高めたいと思います。

うまくゆけば100平米近く耕作面積が増やせるようになります。どうなりますか、乞うご期待!です。

2)キクイモ畑をリフレッシュ

重い粘土質の田んぼだったところで栽培したキクイモを掘り取るのは大層な力仕事でした。今年の栽培ではこの点を改善できないかと昨年末たっぷりの籾殻薫炭を施用。今年は更に一昨年から蓄えている籾殻を鋤き込みます。土をふっくらさせ労力軽減をはかりたいと考えています。

日本の広い範囲で野生化もしている、生命力旺盛で土壌を選ばないキクイモであれば生育も問題なく、うまくいけるのではないかと考えました。

3)沖長澤の畑を春作に向け畝立て。

この圃場での第一作目「サツマイモ(ベニハルカ)」から「ジャガイモ(デジマ)」、「タマネギ(もみじ3号)の苗」と栽培した畝も収穫を終え、いよいよ春播きのタイミングを迎えました。多品種少量栽培で直売所に通年出荷するためには、この沖長澤の畑に活躍してもらわなくては叶いません。

寒冷紗、農業ビニール、農業ポリエステル、不織布といった資材(左の写真で白っぽく見えています)で「ミニニンジン」「五寸ニンジン」「ラディシュ」「ホウレンソウ」「コマツナ」を小面積で播きました。まだまだ色々取り組みます。

4)大雪でつぶれたトンネルの立て直し。

昨年、12月5日に定植した「ソラマメ」「実エンドウ」「スナップエンドウ」。霜を避け厳寒期を乗り切るために防虫ネットでトンネル掛けしたものが大雪で押しつぶされました。

除雪すると支柱が少し戻り、苗もほぼ無事。対して、今年播いた「ミニニンジン」「五寸ニンジン」の農ビのトンネルは潰れることなく持ちこたえていました。支柱幅90cmは潰れ、60cmは持ちこたえたことになります。

これから寒さが緩んで伸び始めたらこのネットを取り外し、追肥を始めます。

昨年2月8日、ここ徳佐では観測史上最低の氷点下16度を記録。温暖な淡路島から移住して初めての冬に30年に一度と言うような強烈な体験をしました。そのせいか、自分としては大雪ですが、今年の冬は比較的落ち着いた気持ちで受け止められています。

気候の特性を把握し、近郊の畑を見学するなどしてこの地にあった野菜の選定、栽培方法を学んで行きたいと思っています。

今、収穫野菜の「洗い場」、そしてこれを出荷調整する「作業場」、更に青果を原料にした加工場を作っています。移住の地「徳佐」での栽培・加工・販売を一歩づつ進めて行きます。