カッチンのガーデン日記

<とくさ圃場>の保全管理や後仕舞い、<なかいち圃場>の季節の話題等をお届けします。


リスタート2024

色々ありまして、昨年末で「カッチンガーデン とくさ」での野菜の栽培・加工・販売を終了、農業を廃業いたしました。

足掛け13年に亘り南あわじ市と山口市で農産物直売所等での委託販売を経験させてもらうことができ、特に「販売する」ために大切な野菜の「品質作り」と「値付け」について考えさせられました。

これからは、自給自足を目指した家庭菜園「カッチンガーデン なかいち」での栽培を中心に、徳佐でお借りしてきた畑の保全管理をしつつ、返却期限迄に片付けの方を進めたいと思います。

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12月の畑

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11月の畑

草の成長も止まり、どんどん枯れて行く時期になりました。

「カッチンガーデン とくさ」での作業は12月の晴れた日に畝成型機を使って枯れた草を土に鋤き込むまでおやすみです。鋤き込むことで草を腐らせると共に下の土を上に持ち上げ、寒晒ししてリセットします。

 

この間を利用して、「カッチンガーデン なかいち」(自家用野菜を育てる「うちの菜園」をこう呼ぶことにします)に最初の作目であるニンニクを植え付けました。全部で約30平米の畑で、今回はこの内の約4平米がニンニクの栽培スペースで、そこに2条52片を育てます。通常より1ヶ月遅れでの作業でしたが、無事芽を出してくれました。

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10月の畑

キクイモの地上部の茎葉が8割方枯れ上がっていたので、例年より約1ヶ月早いのですが、10月28日に収穫しました。

株元から30cmくらい手前で、真下方向にスコップを足で押して差し込み、土を除けて行く作業を、まず畝幅方向に進めます。続いて、現れた畝断面の下に同様にスコップを畝前方に差し込み、土を除き前進して行きながらイモを探します。この作業の繰り返しで植えた畝を全て掘り起こすわけで、相当重労働です。

白い生姜のような形状のキクイモが見えてくると傷つけないように慎重に掘り取ります。午後の半日を使って二人掛かりで約2コンテナほどのキクイモが採れました。

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9月の畑

5月から4ヶ月間更新を休み、身辺整理?に入りました。

今まで、圃場を約1.3反お借りして耕作してきましたが、体力的に手が回らず、環境維持にも手こずる羽目に。

それで、賃借権の期限を2025年の3月末を限りにお返しすることとし、圃場、資材置き場、管理機置き場、堆肥置場とそこに置いている耕作用資材・設備機器などを片付けて行きたいと思います。

今後は、自宅にある約30平米ばかりの「我が家の菜園」にて、自家使用の野菜を育ててみたいと思います。

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4月の畑

いわゆる夏野菜を3月から育苗開始。遅霜の心配が無くなるゴールデンウィーク明けの定植を狙って育ててきましたが、少し早く出来上がってしまいました。

中でも中玉トマトは一番花が綻び始め、適期定植と4月27日に植え付けました。他のカボチャ、キュウリは5月初めに植え付けます。スイカも育苗しましたが生育が停滞しうまく育ちませんでした。気温の変化が極端で冷え込みが強かった影響かなと思っています。

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3月の畑

桜も例年になく早い開花で、徳佐でももう満開を迎えています。日差しも強く畑の草も元気良く新芽を伸ばしてきていて、いよいよ草との戦いが始まるなということを実感しています。それに加え、昼夜の寒暖差が厳しく霜害の心配も悩ましいことです。

気がかりなことはいろいろあるにしても、やはり春の到来は生きとし生けるものの息吹を感じ、心身の充実感が込み上げてきます。

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2月の畑

1年で最も寒い2月です。しかし、季節が進むのもこの月でしょうか。

畑の方は本格的な春に向けてその準備に入る時です。

冬を越して育っている「ニンニク」「ラッキョウ」「タマネギ」そして「のらぼう菜」の畝床にびっしり根を張らせてしまったことを悔やみながら抜いて行く、苦行の毎日であります。また、春一番に播種する種のために「牛糞堆肥」と「牡蠣殻石灰」を散布し、畝床を浅く耕して土づくりを始めます。

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1月の畑

1月24日からの寒波で徳佐の畑は一面雪の銀世界に包まれています。昨年12月末の景色が再び再現されました。

ここしばらくは何もできません。

目の前の畑への道は軽トラのタイヤ痕も何もありません。あるのは雪の上を歩いた鳥の足跡や動物の足跡があるのみです。

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2023(R5)年の栽培計画

また一作、新たな気持ちで畑に向き合いたいと思います。

昨年まではいろいろな野菜を育てたいとチャレンジしてきましたが、正直、手が回りませんでした。

今年は作目を絞って野菜の世話から出荷調整、委託販売までスムーズに回せるようにしたいと考えています。

そのためにも、乾燥野菜作りを充実し、農閑期の商品づくりとしたいものです。

周年、直売所にカッチンガーデンの野菜と加工品が並び、お客様に手に取っていただければ最高です。

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12月の畑

今年の冬は、全国的に相当厳しい寒波が来ると予報が出ていました。ここ徳佐の地ではその影響が14日から出てきました。日を追う毎に厳しさを増し、24日にはピークに達し我が家の周りでは15cmを超える降雪となりました。このままでは車を動かすこともできない状態で、その後も29日まで溶ける様子がありませんでした。

 

その中、20日にはなんとしても済ませたかった早生タマネギへの1回目の追肥を雪の上に撒きました。畝の上には雪が積もっていましたが、まだなんとか畑に入ることができる状態でした。

 

沖長澤の畑ではこの日までにニンニクへの第1回目の追肥を済ますことができていましたので、本当にありがたかったです。

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11月の畑

今日で11月も終わり、秋から冬に季節も変わります。

畑で明日からの収穫を待つもの、年内に収穫できるもの、来年に越年してゆくものが育っています。

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10月の畑

10月には鷹の爪、サツマイモ、ニンジン、ラッカセイの収穫時期を迎えました。作業場に持ち帰り出荷調整に精を出し、お客様にお求めいただきました。もちろん、我が家が一番に味見をしての上ですが。露地栽培の良さは旬の一番いい時に完熟したものを収穫し、お届けできるという点だと思います。

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9月の畑

5月から今日まで体調の都合でブログの更新ほかサイトの発信を中断してしまいました。やっと再開する気になれましたので、新たな気持ちで日記をつけてゆきます。

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4月の畑

右の畑はニンニクを中心に畑は野菜で埋まっています。左の畑は空きうねが目立ちます
右の畑はニンニクを中心に畑は野菜で埋まっています。左の畑は空きうねが目立ちます
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3月の畑

春を迎えて暖かくなってくると同時に、成長が実感できるようになりました。
春を迎えて暖かくなってくると同時に、成長が実感できるようになりました。
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2月の畑

2月最終日、やっと気候も春めいてきたのでニンジンの種を直播しました。7月の収穫を目指します。

5mの畝に条間30cmですじ播きしましたが、小袋全部は播ききれません。小さくて細長い種は意外と多く入っていてます。また、赤く着色されているため土の中でよく目立ち播きやすかったです。

たっぷり水やりをした後、トンネル支柱を立て不織布を畝床に敷き最後に農ポリを被せてクリップで止めました。

来月からは根物のダイコン、葉物のチンゲンサイやコマツナを直播予定です。

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1月の畑

徳佐の寒さは山口県一。1月の農作業はほぼ昼から開始します。

1年間歩き回って踏み固めた谷を備中鍬で打ち、その後で畝床と共に荒起こし。びっしり生えた草も土にすき込みます。その上から牛糞堆肥2kg/平米、牡蠣殻石灰0.2kg/ 平米、天日塩0.05kg/平を散布し、もう一度管理機で耕し、放っておきます。これが毎年の土づくりのやり方です。

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2022年(R4)栽培計画

今年もおおよそ50品種くらいの作目で栽培してゆきます。初めの大きな作業はタマネギ、ニンニクなど越年成育中の野菜への追肥と、夏野菜の育苗でのスタートとなります。

育苗は毎年苦労しています。課題は発芽と発芽後の徒長抑制で、温度管理・環境管理がポイントです。一気にたくさんの種類を育苗できるよう工夫してゆきたいと思います。

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12月の畑

強い風に管理機置き場の壁が吹き飛ばされて12月が始まりました。3年も経過すると過酷な環境に揉まれて脆くなっていた様です。

天候不順のこの頃、管理機が濡れては大変なので、何はともあれ補修を優先して手当てしました。

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11月の畑

キクイモを収穫しました。

四方八方に広がって芋をつけるため、掘るのが難しく、重労働。これを軽減するため栽培枠を作り、その中で育てるやり方に初チャレンジ。狙い通り半分の労力と時間で収穫できました。しかも、取り残しも無く、その旺盛な繁殖力をコントロールする意味でも有効だと思いました。

芋といっても澱粉はほとんど含まず、食物繊維(イヌリン)やカリウムが豊富な健康野菜です。

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10月の畑

今月は秋の実りの収穫、そして冬越しの作物の植え付けを進めます。

まず、「おおまさり」というラッカセイの収穫。茹でて食べる非常に大粒の品種で食べ応えがあり、食べ始めるとどうにも止まらない美味しさです。

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9月の畑

先月に発生した天候不順による農作業の遅れを取り戻すべく、矢継ぎ早に畝を立て、育苗したカリフラワー、芽キャベツ、キャベツ、チコリなどを定植。さらに、ジャガイモ、ラッキョウ、ニンニクも植え付けを完了することができました。

中でも、最も体力と気力が必要なのは「ニンニク」です。総畝延長94mの植え付けを2日間で完了できました。

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8月の畑

今月は播種、定植に向け空き畝を耕し、「土作り」「元肥入れ」「畝立て」を進めていますが、11日からの豪雨により2旬以上作業が遅れてしまいました。

深刻なのは今月中旬には播種完了まで追い込みたかった人参です。今なお畝立て迄追い込めていません。

 

そういった中でも、タマネギの育苗畝だけは28日に何とか畝立てまで進めることができました。来月上旬には播種の予定です。

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7月の畑

雨がズーッと、2週間程度降っていません。気温は35度越えの、猛暑日が多く、畑はもうカラカラに乾いています。持っているジョウロは10L、貯水タンクは200Lなので全ての野菜に一斉に水やりすることができません。野菜の葉が水を欲しがるサインを見逃さずに潅水して行こうと思っています。熱中症アラートも出て、朝と夕方しか畑には出られません。沖長澤の畑では、刈払い機で倒した草が茶色に干からびています。

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6月の畑

6月で多くの野菜が栽培を終了しました。

空いた畝を整備し、秋から年末に向けて収穫する次の野菜の栽培を準備するタイミングです。

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5月の畑

今年の山口県の梅雨入りは平年より20日近くも早い、5月15日でした。

ジャガイモ、タマネギ、ニンニク、ラッキョウの収穫予定が6月上旬なので、晴天続きの日を選んでの収穫が可能なのか、心配になりました。

また、気温の方も荒れ気味で、31日は30℃越えの真夏日になってしまいました。

天候不順で秋播き年内採り野菜の生育が遅れているように感じています。

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4月の畑

賑やかになってきました。先月から種を播き、苗を作り、それを植え付けて進めてきました。この後、夏野菜を植え付ければ空き畝も無くなります。

 

●沖長澤の畑は去年の9月から始めたニンニクとタマネギが順調に生育を続けています。

栽培面積を縮小したことで畝床の除草に手が回せ、それを谷に敷き詰めたことで、乾燥を防いでくれています。

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3月の畑

今月は、畔の草焼きと、空き畝の耕耘から始めました。

並行して作業が進められるよう、本格的に畑を始めるこの頃は息子に頼んで、助っ人に来てもらっています。

草焼きは、刈ったものや収穫物の残渣が枯れて残っているものをレーキで所々にかき集め、それも含めて焼いてゆきます。
また、柔らかい草や葉っぱなどはコンポスト一杯に土と一緒に入れ、糠を挟んで層にし堆肥化、土作りにも使います。

 

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2月の畑

今年も2月中旬からキャベツ、ナスの苗づくりを始めました。

128穴のセルトレイ一穴に一粒の種を播き、加温器に入れ25℃前後に温めます。キャベツは3〜4日で、ナスは8〜9日位で芽を出しました。

しかし、キャベツは徒長気味でひょろっと伸びた茎が双葉の重さに耐えきれず、弧を描いてしなだれてきたので、ポットに移し替えてやることにしました。

 

 

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1月の畑

今年は年明けから雪!昨年が暖冬だったせいで余計に寒さを感じてしまいます。

1月2日の夜から雪が降り3日はあたり一面の銀世界でした。しかし、7日から8日にかけて降った雪はそれどころではなく、徳佐に移住して3年で初めて、家に完全に閉じ込められてしまいました。

せめて買い物には行ける様にしないと、せめて軽トラは表に出せる様にしないとと、これも初めての本格的な雪掻きに没頭しました。

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2021(R3)年 栽培スケジュール決定

また一作。栽培できる幸せを感じつつ、今年の作目を考えてみました。数は少し欲張り気味ですが、どこまでできるかチャレンジの意味も含めての設定です。

今回、スケジュール管理を、ちょっと工夫してみました。「何を」「どのウネに」植えるかを決めれば、作業の前工程(=』土づくり→*基肥入れ→』畝立て)の日程も組み込み、●播種、▼定植、∵追肥、■収穫までのスケジュール管理が横一列で一覧できるようにした点です。

工程を表す記号を時系列で並べると  』 *  』 ● ▼ ∵ ■ と、なります。記号の後ろに予定日を入れて管理します。

<例> 鷹の爪 ON-5/1~5畝  』4/10 *4/26  』5/3  ●3/10  ▼5/10  ∵5/24  ∵6/8  ∵6/22  ∵7/6  ■8/5

「作業スケジュール管理バー」と名付けて活用してみたいと思います。

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12月の畑

気温はどんどん下がり零下になる日も多く、16日には積雪10cmを見ることに。この冬は寒くなりそうです。

そんな中、今月はニンニク、タマネギとザーサイに追肥し、長ダイコン(三太郎)と丸ダイコン(聖護院大根)、それにキクイモを収穫することが主な畑での作業でした。

多忙を極めたのは出荷・調整作業です。ダイコンはサイズも大きく、重いので、タワシで擦って土を落とし、よく洗って水を切るのが大変です。キクイモは生姜のような歪な形に土が食い込み、それをシャワーで洗い流すので、時間も水道代もかかります。

洗い場の周囲の地面が濡れてベトベトにぬかるむのを防ごうと、1袋25kgの砕石を10袋、一輪車でエッチラ、オッチラ運んで敷き詰めました。腰から悲鳴が聞こえてきます。

 

 

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11月の畑

今年最後の野菜の定植は「ソラマメ」でした。11月20日に条間50cmの2条、株間は40cmで32株植えました。来年の5月収穫を目指して管理して行きます。他にも「コマツナ」「ホウレンソウ」「シュンギク」などの播種を考えていましたが、収穫や出荷作業が多忙を極め、更に天気とのタイミングが合わず断念。

今日(30日)は気温もあがらす夜間は4℃を下回って来そうです。

いよいよ本格的な冬の到来のようです。防寒のために防虫ネットを掛けてやります。

 

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10月の畑

10月最後の日の今日、収穫時期の見極めをしようと6月17日に植え付けた「サツマイモ/ベニハルカ」を試し掘りしました。

もう立派に太っていましたし、付いている芋の数もそこそこあり、収穫適期を迎えているようです。お天道様に感謝しつつ来月から、約200株余りの実りの収穫に入ります。
今朝の冷え込みで芋の葉が霜焼けした様です。できるだけ早く取り込まないと…。

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9月の畑

9月の農作業のハイライトは「タマネギ」の育苗と「ニンニク」の植え付けです。

カッチンガーデンの1年はここから始まります。来年6月の収穫に向けた9カ月にわたる長期間の栽培が成功できるよう、植付けの圃場を沖長澤の畑にスイッチしました。

タマネギ、ニンニクは連作障害の出にくい野菜です。それで、昨年、一昨年は河屋久保の圃場で連作してきました。しかし、今年は収穫前の4月下旬から一気にサビ病が広がって、満足な収穫が得られませんでした。その対策としての圃場スイッチです。

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8月の畑

とにかく、雨がとても少なく、真夏日と猛暑日ばかりの様な8月でした。

お寺さんにお願いしたお盆の法要もあり、2泊3日で実家に里帰りもしました。

そして何よりも畑の予定を狂わしたことが起こりました。6月に一度手術した尿路結石が取り切れず、再度手術が必要となったため、1週間にわたり手術入院となったことです。
アクシデントも含め、通常月にはない予定をこなしながら、今月の栽培は息子の協力があってなんとか進めることができました。暑い中の重労働を積極的にこなしてくれて感謝しかありません。

 

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7月の畑

7月30日 梅雨明け初日の圃場全景。
7月30日 梅雨明け初日の圃場全景。
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6月の畑

6月7日から収穫したニンニク。足掛け9カ月、畑で育つ中、5月にサビ病が一気に広がったため球の登熟が心配でしたが暖地系の嘉定種は何とかぷっくりと育ってくれています。寒地系のニューホワイト6片は生育が今ひとつでした。

一気に抜き取り資材小屋に入れ、球サイズ中〜大のものは根を切ると共に茎を20cmくらい残し紐で縛って吊るせる様にしました。球サイズ小以下は茎を付け根で切り落とし、コンテナに入れ乾燥します。

ところが6月18日からの大雨で資材小屋が水没、まだ処理できずに置いていたニンニクが水に浸かる被害に遭いました。

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5月の畑

今月のハイライトは何と言っても春ジャガイモの収穫です。品種は僕の好みで、煮崩れしにくい「メークイン」とコロッケやポテトサラダなどに向くホクホク系の「キタアカリ」の2種類です。これらを「超浅植え」と言う栽培方法で植え付けました。黒マルチを押し上げてくる芋の芽を出してやれば、後は収穫まで待つだけと超楽チン。

収穫は茎を鎌で刈り取り、黒マルチを剥いでゆくと芋が土の上にゴロゴロ転がっていて、掘ると言うより拾うと言う感じでの収穫です。仕上げは茎の根本をスコップで刺しあげ、残さず採り尽くせばOK!

因みに、この栽培方法は現代農業の2013年3月号に紹介されているのを見て知ったもので、福井の三上さんと言うお百姓さんが考案されたものです。

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4月の畑

年度始めの4月になると、あたり一面に広がる田圃には水が張られます。

そして、トラクターがその水の中でゆっくり泳ぐように代かきをします。

今年の米作りがスタートです。

そして、カッチンガーデンも本格的な植え時、播き時と、今年度のスタートを迎えました。

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3月の畑

昨年は山口県の北海道と地元の人が形容する徳佐の地で試しに育てた苗が寒さで溶けてしまうと言う経験をしました。しかし、今年は例年にない暖冬という事で苗づくりに再チャレンジ。キャベツ、レタス、ブロッコリーは既に畑に定植できています。

今日現在もナスやトマト、ピーマン、そしてハクサイにカボチャなども元気に育ち、順次畑に植えつけて行きます。

 

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2月の畑

今日(2月29日)の朝はまた雨で、気温は8℃と暖かです。晴れても日差しは弱く3日毎の雨という状況が続いています。こうなるとカビ菌が動きタマネギの葉に付き「べと病」を発症させます。対策は土中環境を豊かにするしかなく、悩ましい状況です。

さて、今月は3月に定植する苗を育て、種芋を準備しています。昼間は表で少しでも陽に当て、風に触れさせ苗を外の環境になじませています。しかし、日差しが弱く、寒さで成長が遅れているように感じます。

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1月の畑

1月からの栽培は初めての経験です。昨年末、種を手配することから始めました。

まず「直播トンネル栽培」の野菜です。根菜ではコカブとダイコンそしてニンジン。葉物野菜ではコマツナにホウレンソウです。

写真は沖長澤(おきながさわ)の畑の様子です。一番右端のトンネルは1月7日にコカブ、1月20日にダイコンを播きました。コカブは約2週間かかり、1月20日に無事発芽。ダイコンは29日でした。

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2020年の栽培スケジュール立案

一年の計は元旦にあり と今年一年のスタートにあたりカッチンガーデンの栽培作目と作業スケジュールを考えました。この計画を圃場の畝と対応させながら一歩づつ準備を進めてゆきます。

ここ徳佐は地域の区分は「一般地」「温暖地」となりますが、別名「山口県の北海道」と言われているところです。雪が積もることもあり、トンネル栽培では注意が必要です。ハウスが押しつぶされたことはまだありませんが、ビニール被覆は必要に応じて取り外したり、上に積もった雪を下ろしてやらないとなりません。

畑作業の折々にこの栽培スケジュールを見ながら、この一年間、途切れることなく野菜を育ててゆきたいと思います。

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12月の畑

畑で越冬して育つ野菜と今月播種する予定の「小カブ」を除いて本年の栽培を終了しました。

左の写真は「沖長澤(おきながさわ)の畑」です。

空き畝を一旦耕耘し、来春の栽培計画に応じて土作りから元肥の施肥を進めて行きます。

それにしても今月は雨が多くなかなかはかどりません。こちらの畑には10/29にリニューアルした堆肥置き場があります。小さくしたことで、使い勝手が大変良くなりました。

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無人直売所での販売を終わって

12月21日の土曜日まで、2週間の無人販売を行いました。

この間のトラブルと言えば雨よけにビニールカバーを被せた12日に強風が吹き、風をはらんでワゴンが転倒、品物が散乱する事態に。ご近所さんが応急的に邪魔にならぬよう避けてくださり、回りに被害を及ぼすことなく対処でき幸いでした。

そして、17日は雨天のため出店中止と言うことになり実質的には12.5日の営業でした。

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無人直売所を始めました

12月8日(日)から無人のワゴン販売を始めました。

場所は徳佐から約60km南下した、実家のある徳山です。営業時間は午前7時から午後5時まで。徳山駅につながる市道に面した駐車場の一角に、ポツンと置いての無人販売です。売り場であるワゴンは前面が幅90cm×奥行き60cm、底面高さは地面から75cm程度です。

称して無人直売所「カッチンガーデン糀町」

品物は徳佐圃場で収穫した根菜の「サツマイモ・紅ハルカ」と「ジャガイモ・デジマ」の2種類を持ち込みました。

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11月の畑

11月は根菜の収穫に追われました。

芋を傷つけないようスコップで掘り進めた総延長はキクイモが10m、サツマイモ63m、ジャガイモで40mといったところです。それぞれ2〜3日から1週間かけ掘り取りました。中でも大変だったのはキクイモです。株元から四方八方に根を伸ばし、時には畝幅1.2mの外まで大きな芋をならせています。見落としがないよう、傷つけないよう畝全面を掘り起こしてゆきます。(腰にくる〜!)

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10月の畑

10畳の広さから2畳の広さに縮小した堆肥置場
10畳の広さから2畳の広さに縮小した堆肥置場

8月末の豪雨で畑が全面水没の憂き目に。一番の被害は資材置き場と堆肥置場の水没でした。全ての肥料が水に浸かり、使えません。

対策として堆肥置場は縮小し、少々の雨でも堆肥が濡れないようコンパネで囲い、屋根代わりにブルーシートを掛け、周囲に排水溝を掘りました。袋の肥料は買い直すしかなく、今後は膝上の高さで保管するようにします。

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9月の畑

田んぼの畦には曼珠沙華が花を咲かせています。

季節の移ろいは、異常気象という言葉が当たり前になっている昨今ではありますが、表向きはまだちゃんと巡っているように見えます。

こちらも、従来と変わる事なく、栽培適期表を参考にもう終盤を迎えた夏の畑を秋・冬に、そして来春に向け模様替えしました。

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8月の畑

8月29日 畑のすぐ側を流れる阿武川です。

8月20日くらいから降り続く雨が豪雨となり、29日朝には氾濫注意水位を超える223cmまで増水しました。

この写真を撮った正午前には見た目では100cm強程度まで減少、午後3時前には洪水警報が解除されました。

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7月の畑

7月中旬から本格的な梅雨空となり、約1週間畑に入れない状況が続きました。しかも、19日には今年2度目の大ごとが畑を襲いました。

河屋久保(かやくぼ)の下段の畑の水没です。

前の2日間続いた大雨が排水溝の機能を大幅に超えた結果でした。

梅雨明けからも突然の雷雨に襲われるなどずっと畑にまともに入れない状態が続いたかと思うと、今度は猛暑!キュウリやミニトマト、カボチャの収穫と出荷に追われています。

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6月の畑

今年も半分経過しました。つくづく月日の経つのは早いもんだなと思います。

さて、6月は畑の野菜が花を咲かせ、実を結ぶ月。そして、梅雨を迎え、畑の水はけが悪いと野菜の生育に悪影響を与えることが心配になります。

それでは沖長澤の畑からご覧いただきましょう。写真右からカボチャ、その奥にマクワウリ、ラッカセイを植えています。その左にサツマイモ。

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5月の畑

今月、畑の方では少し遅い“春の嵐”で事故発生です。

5月20日、台風並みの強風に煽られ管理機の保管小屋が根こそぎ吹き飛ばされました。

昨年2月には観測史上最低の気温、マイナス16度を体験。今年は雨が不足し近くを流れる阿武川は渇水状況が続いています。そこにこの台風並みの強風。地面に固定した杭5本はいとも簡単に剥がされました。初体験毎に徳佐を知り、馴染んでゆくのだと思います。

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カボチャの栽培=定植

5月1日 カボチャの苗を3葉期で植え付けました。

風に振り回されて根元が切れたりしないようにビニール行灯にしています。

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4月の畑

今日で平成が終わります。

2009年に兵庫県南あわじ市で露地での野菜の栽培を始めて丸10年。今は山口県阿東徳佐に圃場を移し、

心機一転、栽培を開始したばかりです。

 

それでは、4月の畑の状況をご紹介して行きます。

先ずはニンニクです。

昨年9月に鱗片を植え付けて7カ月が経過しました。概ね順調に生育を続け、芽が出かかってきました。来月下旬から6月上旬での収穫を目指しています。

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3月の畑

間引き菜のラディシュとミニニンジン
間引き菜のラディシュとミニニンジン

本格的な春に向け、いよいよ暖かくなって行くんだなと実感できる頃です。

 

さて、前にもちょっと触れたことですが、徳佐は山口県で一番寒い気候でもあり、ちゅうちょしつつ、何事も試してみることだと考えて2月後半から夏野菜の育苗に取り組みました。すると、案の定というか、早過ぎたせいか、見事に失敗してしまいました。

 

先ず、発芽した状態からして、見るからに徒長しています。原因は発芽のタイミングを見誤ってしまったためかなと思いました。芽が出るか出ないかのタイミングで育苗器の温度を生育温度まで下げるとかすれば良かったのではないか。次にタネ袋にあるように農ポリでトンネルを掛けた中に移して育苗を続けると、その日は特に明け方にかけて急激に気温が下がり、今度は発芽した徒長苗が溶けてしまいました。

ビニールハウスの中で適温に加温し、それも気温の予測に応じた対応をして初めて、健常な苗が育つんだろうなと思いました。品種による育苗期の耐寒温度を知らなければ苗づくりはできないんでしょうね。

 

露地でタネを直播きし、外気温・地温に任せて育って行く時期を知って栽培する。この自然な、無理・無駄のない流れでは、ひょっとするとその地で栽培できる野菜が限られてしまうのかも知れませんね。発芽適温が25℃~30℃などという野菜を種から露地栽培してみるとどうなるのかも試してみたいと思います。

 

次の育苗は来月4月からです。発芽適温に設定し、微妙なタイミングで育苗器から出して苗まで仕立ててみようと思います。さらに、5月の連休あたりから地温が25℃を上回る様ならそのタイミングでも種播きしてみたいと思います。この野菜はピーマンです。

 

さて、紆余曲折を経て今畑に在る野菜たちを紹介します。

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2月の畑

昨年から畑で春を待っている「ニンニク」「タマネギ」に追肥をしました。「ニンニク」については畝床に草がビッシリと覆うまでに育った事と「タマネギ」は植えたままの姿でジッとして変化無しです。

さて、ニンニクの除草は大仕事です。波刃の付いた手持ち式の鎌や、三角ホーなどを持ち出して作業しますが歯が立ちません。結局、谷すくい用の平鍬で打つのが一番でした。地表を這うように広がってゆく草を根ごと剥ぎ取る感じです。

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1月の畑

1月26日土曜日 今年の初大雪が景色を一変させました。

さて、1月の農作業のまとめますと、

1)栽培可能な畑の面積を増やす取り組み。

2)キクイモ畑をリフレッシュ。

3)沖長澤の畑を春作に向け畝立て。

4)大雪でつぶれたトンネルの立て直し。

となります。

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