はなっこリーを植える

8月16日〜17日、128穴セルトレイで育苗されたものを定植。
8月16日〜17日、128穴セルトレイで育苗されたものを定植。

「はなっこリー」をご存知ですか?

中国野菜のサイシンとブロッコリーから作られた山口県オリジナル野菜で、平成11年に品種登録されたそうです。

花の部分だけでなく茎や葉まで全部食べられ、その味は甘みがあり、くせがなく和洋中どんな料理にも合うとの事。先ずは自分が食べてみなくては!

山口県の徳佐で栽培するのにもってこいの野菜だと思いJA山口中央 阿東営農センターで栽培ノウハウを教えてもらいながら取り組みます。

実によく考えられて作られている、ステッキのような苗植え器。
実によく考えられて作られている、ステッキのような苗植え器。

その中で、苗を株間30cm・条間40cmで能率的に植える方法を尋ねたところ、ご覧の器具を貸していただきました。株間は器具の根元にあるワイヤーをスライドさせ30cmに固定することで決めます。条間は目分量で決めます。使い方は腰にセルトレイから抜き取った苗を詰め込んだカゴをつけ、白い筒に入れては植えるところに突き刺し、レバーを握り抜き上げるだけ。1株植え付け完了です。これを次々と繰り返すわけで、中腰になることもしゃがむこともなく、立ったままの楽な姿勢で続けられます。

河谷久保・下段の畑は「はなっこりー」でほぼ埋まりました。
河谷久保・下段の畑は「はなっこりー」でほぼ埋まりました。

128穴セルトレイ2枚を植え終わりました。

しゃがんでカニ歩きし、植え穴を開けながらの植え付けと比べると、体への負担も軽減され、大幅な能率アップは間違いなしです。もちろん慣れが必要だし、コツもありそうです。

今日は1畝だけ草マルチをしたところで暮れてきました。明日には定植作業が完了できそうです。根が活着するまで毎日夕方に水遣りをします。

初めて植える野菜です。10月下旬の収穫を目指します。

連日の異常な暑さとほとんど降らない雨で畑の土はカラカラに乾いていました。

しかし、ここの圃場の良いところは河川から引かれた農業用疎水に接しているということです。流れをせき止めてエンジンポンプで汲み上げた水で谷灌水をし、土に湿りを与えられました。同様に畝床への水撒きも同じ方法で可能です。