今月は、畔の草焼きと、空き畝の耕耘から始めました。
並行して作業が進められるよう、本格的に畑を始めるこの頃は息子に頼んで、助っ人に来てもらっています。
草焼きは、刈ったものや収穫物の残渣が枯れて残っているものをレーキで所々にかき集め、それも含めて焼いてゆきます。
また、柔らかい草や葉っぱなどはコンポスト一杯に土と一緒に入れ、糠を挟んで層にし堆肥化、土作りにも使います。
空き畝の耕耘は、元の畝を壊さず、使うところから部分的に小型管理機で耕してゆき、播種したり、苗を植え付けたりします。
できるだけ輪作で回そうと畝の長さを5m単位に区切り、10m毎で「葉物」「根物」「実物」「豆」に分割、その中で表作、裏作を行います。全体では4年で回すこととなります。ここまでやるのは初めてです。
続いての新しい取り組みは「キクイモ」栽培地づくりですが、思いの外力仕事でした。
収穫作業が楽になると信じて、最終的には畝の長さ10mで仕上げました。
籾殻をすき込んだ土を栽培する幅ほど左右に掘り上げ、底に波板を貼り、畦板で挟み枠を作りました。そこに掘り上げた耕土を戻し、堆肥とカリ肥料を入れ耕耘して完了です。
キクイモの収穫スタイルはスコップで畝幅一杯に掘り下げ、底からすくい上げるように畝床を崩しながら進めてゆきます。イモを傷つけたり、取り残しが出たり、また何より力仕事で大変なんです。回を重ねる毎に土も軽くなるし、何事も経験です。
昨年の反省で、栽培始めに大量に必要となる堆肥の手配をスムーズにするため、堆肥置場をもう一カ所増やすことにしました。
ブルーシートでカバーしたところが堆肥置場です。先ず、二カ所に一杯堆肥を積んでおけば、一つが空になったら仕入れを頼むことで切らすことなく土作りが進められます。
一カ所に軽トラ一杯分を置いています。
苗づくりも加温器1台では一度に3号ポットで24株分しか作れません。
3月も後半になると気温が上がるので、芽出しにトンネルも使えば苗種・苗数とも増やせるのではないかと考えやってみることにしました。
発芽まで時間はかかりますが気温も安定すれば、いけるのではないかと思います。
新しい工夫もしながら、今年の栽培も無事スタートしました。しかし、まだまだ、1月から3月まで出荷できるものが、ほぼ無い状態です。
昨年末からダイコンとキクイモで乾燥野菜を作り、試しに出荷したものが思い出したようにポツリ、ポツリと売れています。
青果だけでなく加工品も作って行こうと黒ニンニクを始めて以降、なかなか手付かずでしたが様々試作を重ねて通年出荷できるようにしたいものだと考えています。
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