4月の畑

右の畑はニンニクを中心に畑は野菜で埋まっています。左の畑は空きうねが目立ちます
右の畑はニンニクを中心に畑は野菜で埋まっています。左の畑は空きうねが目立ちます

畑への入り口から向かって右は「沖長澤(おきながさわ)の畑」です。

ここには「ニンニク」を中心に「タマネギ」「ニンジン」「カボチャ」「チコリ」「ミニチンゲンサイ」「ラッキョウ」「アスパラガス」などが生育中です。

4月から収穫が始まったのは「アスパラガス」と「早生タマネギ」です。来月からは暖地向きの嘉定種という品種の「ニンニクの芽」が伸びてきて、収穫の予定です。不思議なのですが、準寒冷地と言われるようなここ「徳佐(とくさ)」の地でありながら良く育ちます。

向かって左の畑は「河屋久保(かやくぼ)」の畑で、疏水に面している手前(=上段)と畦を挟んだ奥(=下段)の2枚の畑に分かれています。初めに紹介した畑と合わせて、計3枚の畑が徳佐圃場です。

 

先ず、上段の畑です。

ここではもう収穫を終わる「のらぼう菜」を中心に「春ジャガイモ」「ラディッシュ」「ソラマメ」「ブロッコリー」などが育っています。

その「のらぼう菜」は今年初めて栽培した江戸東京野菜で、10mの畝6本と6mの畝2本で約200株以上を栽培しました。菜花の類で、主枝摘心を最初の収穫とし、その後伸びてくる側枝を収穫する野菜です。驚いたのはその成長の速さと側枝の数の多さです。収穫は柔らかく、アスパラガスの食感にも似た茎を手折って行います。慣れないためかとても忙しく、時間を取られます。草の勢いにも負けてしまいました。しかし、生で、湯がいて、揚げて、炒めて…と、どんな料理にも使えるおいしい野菜です。種を分けて頂いた高橋名人の栽培技術を身に付けられれば、本当に美味しい野菜として山口の地にも定着できると思います。

因みに、よく似た野菜に山口生まれの「はなっこりー」と言う、菜の花のような見た目で、側枝を収穫し花から茎まで全て食べられるものがあります。二つの野菜の栽培上の違いですが、「のらぼう菜」は虫がほとんどつかない点で有利だと思います。ただ、収穫できるのがが2月末から4月、長くても5月のゴールデンウィーク明けまでと短期な点は不利になるのかも知れません。

続いて下段の畑です。

ここではこれから栽培を始める「サツマイモ」を中心に「ロメインレタス」「唐辛子類」「ナス」「キクイモ」「サトイモ」などを栽培しています。

残念ながら、この畑には今月から始まった田んぼでのイネ作りの影響で大量の水が染み出してきて、野菜の栽培には不利な状況があります。高畝にしてはいますが元々は田んぼです。向いた作目を検討したいと思って昨年から「サトイモ」を導入しています。

早いもので、もう4月が終わりです。遅霜を気にしなくても済むゴールデンウィーク明けを楽しみに、いますこし気をつけて管理したいと思います。